展示照明に関するワークショップ

伊藤啓太さんが、展示照明についてのトークと、それを踏まえたワークショップを通じて鑑賞経験を軸とした作品論を展開し、美術作品の新たな”見え方”を参加者に提案します。
展示照明の操作によって会場に設置された作品の”見え方”がどう変化するかを体験していただきます。

トーク（聞き手：長谷川新）
1. 簡単な登壇者紹介
2. 作品の”見せ方”と”見え方”について
3. 一般的な展示照明の概論
4. 作品の質ごとに期待される照明効果について
5. （主に彫刻作品に関して）一般的な展示照明の度外視について
6. 作品の保存と展示照明との関連性について
7. 作品の鑑賞経験論。物質性からみる作品の崩落について
8. 作品のパレルゴン（土台・額縁）の物質性について
9. パレルゴンにおける物質性の運動性について
10. パレルゴン論を経た作品の鑑賞経験について
11. まとめ。作品の鑑賞経験について

WS
12. 自然光下ので作品鑑賞について
13. 完全暗転下での作品鑑賞について
14. 暗々裏（薄明かり）での作品鑑賞について
15. 作為的なスポット光下での作品鑑賞について
16. 通常の展示照明下での作品鑑賞について
17. スポット+通常照明下での作品鑑賞について
18. 照明効果と作品の質との関係性について
19. 参加者による作品照明の体験（各自持参の光源を使用した作品照明）
20. 登壇者による展示作品の解説と照明効果の検討
21. まとめ。照明効果により露わになる作品の質について
22. 質疑応答